安春川さくらひらり

陽の光に照らされ淡いピンク色の桜が満開となり道ゆく人々を楽しませてくれます。 あたたかい春の風に乗り花びらがひらり舞い降りた水面では安春川で育ったカモたちが気持ち良さそうに泳いでいます。

心癒されるさくら満開の安春川を是非お楽しみ下さい。

「安春川」

安春川のほとりは、憩いの場として地域の人たちに親しまれています。せせらぎの水は(川のせせらぎは)静かに流れ、カモたちがゆうゆうと泳いでいます。

むかし新琴似は、さまざまな木がたくさん茂り、地面はささやぶや色々な植物でおおわれていました。 屯田兵とその家族の人たちがその木をきり、畑をつくって作物を植えました。 安春川は、水はけをよくして水害に合わない、よい畑にするためにつくった川なのです。

明治二十三年に、新琴似屯田兵中隊長が安東貞一郎に変わりました。その春から人工の川を掘る工事をはじめ、その年のうちに川は出来ました。川の名前は、安東中隊長の安の字と工事を請け負った春山という人の春の字をとって「安春川」と付けたといわれています。

参考資料
「屯田」第68号・北海道屯田倶楽部発行
「新琴似安春川物語」 ー後藤良二会長の著作集ー より抜粋